JR東日本は9日、「東北復興ツーリズム推進ネットワーク(仮称)」を7月25日に設立すると発表した。東日本大震災から12年を経て、東北各地で震災伝承施設などの整備が進んだことを契機に、地域と連携して東北における復興ツーリズムを推進していく。
同ネットワークでは、自治体や企業、各種団体と共に東北を周遊するモデルコースを磨き上げ、地域と旅行会社のマッチングによる旅行商品造成の促進や教育旅行の誘致活動などを展開する。参画団体は、復興庁、東北運輸局、東北地方整備局や青森県、岩手県、宮城県、福島県、関係市町村のほか、東北観光推進機構、JTB、日本旅行、近畿日本ツーリスト、日本航空、全日本空輸、JR東日本などを予定。
震災伝承施設を実際に訪問することで学べる東北独自の防災・減災プログラムを教育旅行や新入社員研修などの企業研修向けに広く周知するとともに、東北への誘致を推進。防災・減災学習に加え、広大な自然や独特の文化、おいしい食なども満喫できる東北を特に若年層へ訴求することで、繰り返し訪問するきっかけをつくり、交流人口の創出につなげる。
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